以前、島村楽器の都城店でドラム講師をしていたご縁から、都城市立庄内中学校の文化発表会で音響を担当させていただきました。
都城庄内中学校
https://cms.miyazaki-c.ed.jp/4309/
劇や合唱がメインの出し物なのですが、昨年は体育館の屋根に当たる雨音で客席まで声が届きにくかったとの反省点から今回初めて実験的に音響を入れての文化発表会でした。
ご意見をヒアリングしながら劇用にバウンダリーマイクを仕込んだり、合唱やピアノ用のマイクの仕込み・客席後方には保護者様用のディレイスピーカーを組んだりとプランニングに工夫をして本番を迎えました。
サウンドのチューニングやマイク、スピーカーの配置にしっかりと時間をかけたおかげもあって、今年も雨が降りましたが客席後方でもしっかりと声の輪郭がハッキリした音が届いておりました。
何よりも生徒さんの澄んだ合唱の声と一生懸命に役を務める劇に感動してしまい、仕事中ながら涙が出そうになり必死にこらえながらの音響オペレートでした。
心が洗われたような気持ちになりました。
声には感情や気持ちが表れます。
日本には「言霊」という言葉もありますね。
演者さんの感情や気持ちまでは音響で収音・拡張したり調整することはできません。
でも、マイクに乗って確実に伝わってくる何かがあります。
演者さんありきの音響であるというこの仕事の本質を改めて感じされられた現場となりました。
素敵なご縁をいただきありがとうございました!